News Search

News

嘉手納基地空軍兵士、同盟国を守り自由で開かれたインド太平洋のため技量を向上させる

  • Published
  • By ナディーン Y. バークレイ上級曹長
  • 第18航空団広報局

第18航空団の空軍兵士は、米国、同盟国、インド太平洋地域へ高度な即応能力を提供するための任務に必要な技量の向上を目的とする定期的な訓練を行っています。

 

不測の事態を想定して行われる2週間の訓練で、空軍兵士は航空力を構築し、高度な戦闘における競争、抑止、そして勝利するために必要な技量と特性を身に付けます。

 

第18航空団司令官のデイビッド・エグリン准将は、「嘉手納基地の戦略的位置、規模、様々な戦闘能力は、強力な抑止力であると同時に、地域における災害支援やその他の人道的活動のための重要な支援施設としての役割を果たしている」「このような訓練を通じて、私たちは即応態勢を強化し、米国が必要とする時にいつでも任務を遂行する能力があることを地域と世界に示すことができる」と述べています。

 

訓練は、第一・第二段階で構成され、第一段階では、空軍兵士は全ての戦闘局面における専門分野の能力、すなわち陸上、海上、航空、宇宙、サイバー空間において、要員、貨物、航空機の諸手続き、派遣そして継続した運用能力を確認します。
 

「統合された抑止力」という考えのもと、戦いにおける重要となる全ての構成所要は、ロイド・J・オースティン3世国防長官によって示されていますが、それは国家防衛戦略における新しい変化です。
 

「第一段階の訓練では、任務を支援するチームが、緊急の要件に迅速に対応しながら合同部隊を確立する部隊結成能力を高めました」と、第18兵站即応中隊司令官のランドール・デービス少佐は述べ、「任務を作り出し、同時に様々な領域で能力を投入することで、我々は明日の課題に向けて今日、即応態勢を強化しています」と話します。

 

嘉手納基地でのこの訓練は、空軍参謀総長ブラウン大将が全空軍に対し、すべての空軍兵が長期にわたる戦略競争における準備・即応性・役割の理解に重点を置くことを改めて確認するようにとの指示がなされた後、実施されています。

 

この指示の求めるところは、空軍兵士が、あらゆる適切なレベルにおいて、効率的な協働と意思決定を行うための手順の適応化を図ることです。それにより、強固な航空力・サイバー空間能力を獲得し、効果的に攻撃を抑止することができます。

 

第909航空整備部隊のクルーチーフであるヴィンセント・ポラストリーニ3等空曹は「私たち整備兵は部隊間でクロストレーニングに注力してきました」と話し、「整備兵は他の部署の仕事をより高い練度でこなすことで必要となる重要なスキルを身に付けます。訓練を積んだ空軍兵士は仕事に対するさらなる権限と責任を持ち、効率と即応性を向上させることができるのです」と話しました。

 

第二段階において、空軍兵士はサバイバル・運用能力の練度及び諸分野における能力結集を試され、評価を受けます。これは、通常及び汚染環境下のいずれのシナリオでも行われます。 

 

第18航空団副司令官のロナルド・ショッケンマイヤー大佐は、「どれだけ彼ら[空軍兵士]がコックピットから離れていたとしても、第18航空団の全員が、日本国及び同盟国の防衛のために航空力を発揮するという重要な役割を担っているます」と話し、「これらの訓練を通じて形づくられる即応性とチームワークにより、西太平洋地域における統合された抑止力の中で第18航空団の担う役割を強化・推進させます。」としています。

 

訓練が始まって以来、空軍兵士らは150トン以上の貨物の手配や数百人の人員を仮想地域に派遣する訓練を行い、さらには24機以上のF-15C/D戦闘機と、KC-135空中給油機、E-3早期警戒管制機、HH-60救難ヘリコプラーから構成されたチームによってその運用能力を示しました。 

 

この訓練の成功には、6,500人の空軍兵士それぞれのたゆまぬ努力が求められ、各自の比類なき能力こそが米空軍最大の戦闘航空団に力を与えます。 

 

エグリン准将は、「この訓練の成功には驚異的な量の任務、技量そしてやり抜く力が必要とされるが、第18航空団はどんな困難にも挑戦し続ける」と述べ、「空軍兵達を非常に誇りに思う」と話しました。 

*注:日本語訳は参考のための仮訳であり、最終的な内容の確認・照会については英文において行うようお願いします。仮に、日本語訳と英文との間で内容に齟齬があった場合には、英文が正しいものとします。