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ハワイのラプター、太平洋の要石で地域の即応体制を強化

  • Published
  • By ジェシー・モンテ上等兵
  • 第18航空団広報局

(仮訳)太平洋の要石とされる嘉手納基地上空で、珍しい光景が見られた。ハワイ州のパールハーバー・ヒッカム統合基地所属のF-22Aラプターとその航空兵である。彼らは嘉手納基地において数々の任務を実行した。

派遣期間中、この第5世代の航空支配戦闘機とそれらの飛行、整備、支援を担う米国の航空兵は、日本を防衛し自由で開かれたインド太平洋を確保するため、運用即応性の向上に向けて様々な任務を行った。

ハワイ州空軍第199戦闘中隊司令官のケビン・ホートン中佐は、「今回の派遣は、二国間・合同運用を支援し、且つ相互運用を実施する通常の即応訓練の一環である」と話し、「つまり、我々の部隊が新たな場所に展開することにより、複雑でダイナミックな全領域における合同部隊のスムーズな統合運用が可能になるということだ」と話した。

重要で戦略的な場所に位置する嘉手納基地では、合同・同盟・パートナー部隊を定期的に受け入れている。

ハワイのF-22Aラプターは嘉手納基地で運用することで、広範囲で戦略的に複雑な環境下にあるインド太平洋で貴重な経験を積むことができる。それは嘉手納基地の航空兵と航空機だけでなく、地域の同盟国やパートナーとの即応体制と相互運用性の向上を可能にする。

注目すべき点は、第18航空団のF-15 C/Dイーグルのような第4世代の航空機と第5世代のF-22ラプターを一体的に運用することで、パイロットがそれぞれの戦闘機の特徴的な強みや限界を熟知し、より強固で総合的な部隊を構築することができるということだ。

ホートン中佐は、共に飛行訓練をすることで、部隊同士の戦術・技術・手順に磨きをかけ、協力して戦う能力やそれぞれの攻撃力を高めることへの自信につながる、と説明した。

さらに、嘉手納基地での運用では、F-22ラプターは相互防衛協定に則って日米同盟を強化した。

「優れた総合的な部隊そして志を同じくする仲間と共に集中して任務に取り組むことができ、とても心強く思う」と、ホートン中佐は述べ、「日本は米国の重要な同盟国であり、自由で開かれたインド太平洋を確保するための重大なパートナーだ。我々はここにいることをとても光栄に思う」と話した。